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東大寺二月堂修二会2017 -epilogue-






昨晩の

余韻を残す

東大寺





頬をなでる風は

冷たいけれど


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時おり差し込む

光の中に


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感じられる


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春の気配


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昼下がり

二七日(にしちにち)を勤め上げた

籠もりの僧が


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二月堂を

あとにする


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華やかさと

寂しさが

隣り合わせの

娑婆に戻る日


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2017.03.15 @東大寺境内にて

***

満行下堂から数時間後 短い睡眠をとった練行衆たちは
朝から宿所の片付けや入浴をすませ
昼過ぎに二月堂礼堂で涅槃講を営まれたあと
開山堂に参拝され満行の報告をし
門前で解散されます



2月15日 薄暮のなかひとり別火坊に向かわれた
今年修二会初参籠の清水公仁師
厳しい行を勤め上げられ
ひと月前と同じように道中の石仏に手を合わせられ
13時50分晴れやかなお姿で自坊にお戻りになられました



(完)












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by ikeike2525 | 2017-03-26 09:00 | 東大寺二月堂修二会 | Comments(0)

東大寺二月堂修二会2017 -満行-





涅槃西風(ねはんにし)吹く

深夜の二月堂





登廊に響く

今年最後の

下り松の音


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細殿に響く

今年最後の

上堂の触れ


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松明に照らされて

登廊を上がるのも

これが最後


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二七日勤め上げた報告と

感謝の気持ちを

捧げると


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いよいよその時が

近づいてくる


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平成二十九年三月十五日

午前四時二十三分


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1266回目の修二会が

幕を閉じる


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手松明の光が美しい

満行の夜


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2017.03.15未明 @東大寺二月堂にて


***


3月15日午前4時20分過ぎ
1266回目の修二会が無事満行を迎えました

満行の日の詳細な流れは
昨年の記事をご覧ください

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by ikeike2525 | 2017-03-22 23:00 | 東大寺二月堂修二会 | Comments(5)

東大寺二月堂修二会2017 -籠松明 (後編)-






刻々とそのときが近付く

二月堂






篝火で

生まれた炎が


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司の命を受け

階段を

駆け上がる


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「かんまえた~、かんまえた~」






視線を背に受け


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ゲキを受け


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舞台に上がった松明が


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互いに呼応し

勢いを増す


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大きな大きな松明がゆく


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11本の松明が上がった

満月の夜



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2017.03.12 @東大寺二月堂湯屋前にて


***


13日未明に行われる香水の汲み上げ(お水取り)を目前に控え
この日 上堂する練行衆を導くのはひと際大きな籠松明
長さ8メートル重さ70kgにもおよぶといわれるこの松明が上がる夜
二月堂周辺は常とは異なった空気に包まれます

堂内の準備を整えられた練行衆たちが
二月堂下の宿所にいったん戻られる頃
湯屋前に設えられた大きな篝火に火が入り
袴の股立ちをとった童子たちが出番を待ちます

午後7時半
堂司(どうつかさ:練行衆の役のひとつ)が
満身の力をこめた大声で
上堂の案内を加供に命じると
加供松明が登廊を駆け上がり幕が開けます

「かんまえた~、かんまえた~」の声とともに
松明を担ぐ童子や随伴する仲間の名前が呼び出されるのも
この日だけの特別な計らいです

処世界(しょせかい:練行衆の役のひとつ)が堂内で待つがゆえ
上堂の道灯りとなる松明は普段10本しか上がりませんが
この日ばかりは11名全員の練行衆が上堂されますので
行法中唯一11本の松明が上がる日です




*12日は講の方や関係者の参拝が優先となるため一般参拝は規制がかかります
今年はご縁を頂きこの場所より参拝させていただくことができました
S様有難うございます この場を借りてお礼申し上げます



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by ikeike2525 | 2017-03-18 09:00 | 東大寺二月堂修二会 | Comments(0)

東大寺二月堂修二会2017 -籠松明 (前編)-





いつもとは異なる

空気が流れる

二月堂界隈








飛行機雲が行き交った空に


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夜の帳が訪れる頃


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長い夜の支度も整い


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篝火に火がはいる

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各々が


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各々の思いで


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そのときを待つ


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2017.03.12 @東大寺二月堂湯屋前にて


***


更新が追いついていませんが
3月15日未明
1266回目の修二会は
無事満行を迎えました
その様子はまた後日に

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by ikeike2525 | 2017-03-17 09:00 | 東大寺二月堂修二会 | Comments(0)

東大寺二月堂修二会2017 -初夜上堂-




奈良太郎の鐘の音を合図に

闇に包まれる

二月堂下








加供さんの

「上りまっせ~」の掛け声残し

チョロ松明が

闇の細殿 走り抜け

登廊を駆け上がる


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耳を澄ませば彼方に聞こえる

出仕の案内








「しゅっしのあんな~い」
「うけたまわってそ~ろ~」








チョロ松明の小さな炎が

大きな炎に生まれ変わる







受け継がれる技


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光と


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松明は行く道を指し示し


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練行衆を菩薩のもとへいざなう


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今年最初の松明が

上がった夜


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2017.03.01 @東大寺二月堂細殿前にて




*上堂松明の写真の掲載順は実際の順とは異なります




<追伸>

真横で撮影してた
aviさん
同時UPです
(笑)
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by ikeike2525 | 2017-03-06 09:00 | 東大寺二月堂修二会 | Comments(6)

東大寺二月堂修二会2017 -称揚(しょうよう)-





人波のひいた

東大寺










今宵

局の人となる


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若き僧の

本節が


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二月堂に

こだまする


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聴聞を

終えた娑婆古の胸のうち

如何ばかりか

称揚の夜


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2017.03.03 @東大寺二月堂にて


***


3月1日に始まった修二会本行は
14日間毎日6回繰り返し営まれる「六時の悔過作法」
(日中・日没・初夜・半夜・後夜・晨朝)を中心に構成されています
このうちもっとも時間をかけ丁寧に行われるのが
松明が上がったあとに始まる「初夜の時」です

各時は声明を先導して唱える時導師が
リード役となり執り行われますが
3月3日の初夜の時導師は
その年修二会に初めて参籠する新入が勤めます
これを「称揚」と呼び
普段は略される唱句も唱え
節回しも特別な節「本節」を使い
2時間以上かけて営まれます
練行衆にとっては一生に一度のデビュー戦
二月堂堂内の礼堂には娑婆古練も聴聞に訪れます

昨晩今年初参籠の清水公仁師の声が
二月堂堂内に高らかに響き渡り
称揚が丁寧に立派に勤め上げられました
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by ikeike2525 | 2017-03-04 15:10 | 東大寺二月堂修二会 | Comments(4)

東大寺二月堂修二会2017 -参籠宿所入り*大中臣祓-




青空の下の

東大寺










本行に向けて

踏み出す第一歩


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穏やかな光の中


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梅の花に見送られ

別火坊をあとにする


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待つ人々に

伝令を走らせ


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先達たちに迎えられ

いま参籠宿所入り


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各々の熱い思いを

胸に秘め


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身体を清め


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場を祓い

開白の準備が進む

二月堂下


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食堂前に結界がはられた

二月最後の夜


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2017.02.28 @東大寺境内にて


***


2月最後のこの日11名の練行衆たちは
前行を勤めるために籠もられていた別火坊を15時過ぎに出発し
二月堂下に設けられた参籠宿所へ向かわれます


途中参籠宿所前にて待ち受ける
娑婆古練(しゃばこれん:今回は参籠しない参籠経験のある僧達)に
一行の間もなくの到着を知らせるため
一足先に加供奉行を先行させるなど
携帯電話が普及した現代においても
古来より伝えられた作法が守られています


宿所に到着した一行は娑婆古練に一礼し
それぞれの決まった部屋に入られます


その後湯屋にて身体を清められますが
新入だけは他の練行衆に同行せず
迎えが来るのを食堂前で一人待ち
駆士に案内されて湯屋に合流します
こういった古くから伝えられた慣わしが
修二会にはいたる場面で残されています


夕刻18時過ぎ宿所に響き渡る
「お祓いでござろう、お祓いでござろう」のお触れの声で
練行衆は細殿に出仕され
咒師(しゅし:練行衆の役職のひとつ)が会場や練行衆たちを祓う
「大中臣祓(おおなかとみのはらえ)」(天狗寄せ)が
食堂(じきどう)西側で行われます


その後 食堂前に最後の結界がはられ
開白を迎える準備が整います
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by ikeike2525 | 2017-03-03 00:51 | 東大寺二月堂修二会 | Comments(2)